絶滅危惧種としてのガスオーブン
オーブンはガス式にしようと思っていた*1.そうはいっても現在,ビルトインで採用できるガスオーブンはそれほど多くは売られていない*2.国産ではPaloma,HARMAN,Rinnai.舶来ものでもVIKING,GAGGENAUくらいのものだ*3.
国産のHARMANやRinnaiのガスオーブンで機能として十分なのは確かだ.値段も工務店価格だと20万円を軽く切ってくる.そしてビルトインタイプのものはどれもカッコいい.
そんな安くて安心の国産の製品があるのに,わざわざGAGGENAUを選ぶ理由があるだろうか?
実はそもそも,国産はガスコンロの下にしかレイアウトできないという制約があり,その場合コンロのトップ高が妻の身長に合わないという問題があった.けれど,それだけではない.見た目というのも大事だ.実物を見て触れば一目瞭然なのだが,GAGGENAUのオーブンはとにかくカッコいいし,洗練されている.キッチンはダイニングの顔だから,多少存在感のある機器を入れるのも良いと思っていた.
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「水のMiele,火のGAGGENAU」と言われるように,同社は長いあいだ火を扱う機器を作ってきたメーカーだ.創業330年.もともとは鍛冶屋だったが19世紀ごろから薪オーブンや調理器具を作り始めて今に至るという.
欠点は言うまでもなく値段だ.定価で50万を越える.とはいえ,実際には工務店価格で3割引くらいになったりする.なので,導入価格としてはMieleの電気オーブンなみの値段*4で入れられたりする*5.
そういうわけで我が家としては,予算的にかなり厳しいけれども,叶うならばGAGGENAUのガスオーブンにしたいと思っていた.キッチンは,料理好きの妻にとっては牙城である.その中核にあたる調理機器は,少し無理をしてでもよいから良いものをいれるのがいいんじゃないかと思っていたのだった.
そんな我が家の前に突然現れた新手のガスオーブンとは…….
つづく↓
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もちろん,実際にどれが導入されるかは,減額神のみぞ知る.