ビフォーアフター:ダイニング
入居当時
今(1年8ヶ月後)
感想
テラス,サッシ,断熱と防音
我が家のメイン空間は二階部分で,その中でもメインに当たるのがこのダイニングだ.この場所の居心地の良さを決定づけているのは,意匠以外にもたくさんあって,その一つが光だ.すこしの直射光とたくさんの間接光が回りこむ.夏は暑くないし,冬は程よく明るい.
その光を担保しているのは三つのテラスだ.これだけ開口部があると断熱性に問題がありそうなものだが,実際には全く気にならない.木製サッシとペアガラスでここまで体感できる性能が確保されるとは実は当初は期待していなかった.というかじつはよく知らなかった.
我が家に木製サッシを採用した理由は,以前にも書いたとおり防火法の関係だ.アルミサッシや樹脂サッシでは強化メッシュ入りのガラスしか使えず,見た目の問題でそれは絶対に避けたかったというのが消極的な理由.積極的な理由としては,木製サッシの雰囲気や見た目が好きだったから.まあどちみち見た目の問題である.
だがしかし,いざ使ってみるとその性能,尋常じゃない.冬場に暖房をつけても一度も結露したことがない*1.そんなことってありえるのか.フルハイトの窓ガラスのそばに居ても寒くない.聞いた話では,複合アルミサッシでも同等の性能が確保できるらしい.最近のサッシの進歩ってすごいね.あ,あと防音性もとっても高い.すごい.
ロビンソンコルクフローリング
最高.ふみ心地よい,汚れない,丈夫,掃除しやすい.はっきり言ってほとんど欠点がない.ちなみに日焼けするとわずかに色が薄くなる.
テーブル
変形できるダイニングテーブルは,定期的に意味もなく変形しつづけている.
空気清浄機
積もるホコリを減らそうと導入してみた空気清浄機だが,実はあまり稼働していない.子どもたちが持ち込む砂や食べこぼしの前ではホコリなど誤差だった.諦めて空気清浄機は寝室に移動すべきかもしれない.
緑化
テラスはジャングル化計画が進行中である.少しずつ植物の名前*2を覚え始めた.なおロシアンオリーブとポポラスは剪定が難しく,ひとまず育成に失敗している.頃合いを見て大幅に切り戻したほうが良さそう.ともかく,六年前に種子島で買ったきり眠っていた植木ハサミがようやく役に立つようになって嬉しい.
勉強机
左に写っているのは,小学生になった長男のとりあえずの勉強スペース.適当にDIYで作った.昔オーディオボードに使っていた集成材にIKEAの脚を付けて完成.ちゃんと勉強するようになったらまたちゃんと考えることにする.本棚はLAUAN SHELVES.
ビフォーアフター:玄関
入居当時
今(1年8ヶ月後)
感想
まあそんなに変わらない.上がり框や飾り棚はチークの突板だが,とくにエッジが剥がれてきたりすることもない.
必要にかられて傘立てを買ってみたり,母にもらったどこか外国のカーペットのようなものを敷いてみたり,もらった花を置いてみたり,額を買って中判のコンタクトプリントを飾ってみたり.
傘立ては妻の趣味.
IKEAの額と迷ったが,作りのしっかりしているDNPにした.
防災用品,消耗品のストック,クリスマスツリーなどの季節の飾り物,キャンプ用品,園芸グッズなどは,すべて納戸に収納している.写真の左側に写っている灰色の壁は靴だなだが,納戸はさらにその奥にある.
分電盤のスペースに,ネットワーク関係のルーターなどを置いている.ルーターはマイクロリサーチの8ポートモデルを使っている.デュアル回線で冗長化したり,出先から家のデータにアクセスしたり,ポートごとにセキュリティを設定したり.なんでもできる.
マイクロリサーチ NetGenesis GigaLink2000 MR-GL2000
- 出版社/メーカー: マイクロリサーチ
- 発売日: 2011/11/02
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ただ,我が家のネット環境は若干問題がある.ルーターは最強に近いが,おおもとの回線速度がいまいち.TCNのケーブルネットなのだが,これがびっくりするくらい遅い.導入前からTCNのケーブルは遅いらしいという噂は聞いていたが,今時まさかそこまでとは.実測値で,ポケットワイファイとか携帯のLTEの方が速い.そのうちどうにかしたい.
話がそれてしまったので,今日はこのへんで.
ベルタゾーニの使用感:その3
パンを焼く
前回のリベンジです
友達を呼んでパン祭り
フランス人よりフランスに詳しいのではないかと疑われるレベルのまいこむさんや、日本国籍のベルギー人デイビッド氏などの強力な手助けを得て、バラエティに富んだパン作りができました
材料
全粒粉のパン
これは手こね
旨い
フランスパン
機械でこねました
フランスパンは準備がなかなか大変
焼くのも手間隙かかる
でも美味しい!
クープの入れ方はもうすこし研究が必要です
裏はこんな感じ
バターレーズン
これも機械でこねた
旨い
総評
今回はバッチリでした
いやーベルタゾーニはいいオーブンだなー
パン焼きに関しては、要するに粉が大事なんだなということがわかりました
雑に言うと、適切な良い粉さえゲットしておけば、適当に焼いても上手くいきます
ガスオーブンはなんというか懐が広い感じですね
同じことを100Vの複合機でやろうとすると、かなり段取りが必要だと思います
温度
実は、イタリア製ということもあり温度計の精度を疑っていました
そこでこんなものを買って比べてみたのですが
結果的に言うと、ベルタゾーニの温度はかなり正確でした
実際の庫内温度が測れるので、余熱の参考になってあると便利です
参考書
とりあえず一冊買うなら、絶対にこれ!
すっごい詳しい説明で、食べる専門の人でも読むと面白い内容
さすが、辻調
基本文献だ
番外編
パンケーキ
焼きムラはありません
しっとり
崩れているところは取り出し時の手違いです
オーブンのせいではありません、ふふふ
余談
なんだか普段とキャラが違っていますが本人です
いつもは3時間位かけてかいていたのですが
それだと更新できないので推敲せずに30分で書くことにしました
これからも、どんどん雑にしていこうと思います
次回は緑化について書きたい
ベルタゾーニの使用感:その2
ピザを焼く
生地作成の様子
調理中(仕上げのブロイル)の様子
調理後の様子
その後,やはりピザストーンがあったほうが良かろうということで買いました.ピザストーンはデロンギの四角タイプ.ピザピールはアメリカンメタルクラフトというメーカーの30cm幅のものです.ピザピールは最初でかすぎるかと思いましたが,ピザがそのまま丸々乗るので結構取り出しやすいです.
写真の話
内覧会写真の撮影について
内覧会の写真をどうやって撮っているのかというご質問をいただきました.せっかくブログをやっているのでそういったコメントにはどんどんリアクションしていきたいです.
実際の様子
こんな感じで撮っています.三回くらいに分けて撮り溜めたものを使って記事も書き溜めておいて,適宜投稿しています.当然ながら毎日撮って書いてしているわけじゃないです.
機材
内覧会の写真はほぼすべて三脚を使用しています.三脚を持っていないので兄に借りました.K-7はセンサーの性能がしょぼいので輝度差があるときなどはHDRモードで.まれに手持ちでふつうに撮ったりもします.
Pentax K-7+31mm or 21mm
メインの機材はPentaxのK-7と31mmです.いつもこればっかり使っているので使い慣れています.センサーがAPSサイズなので31mmのレンズは135換算にすると45mmくらい相当です.ディテールのアップぎみの写真などは,ほぼすべてこれで撮っています.ときどき21mmというのも出てきます.
K-7+31mmの三脚使用HDRモードだとこんな絵です.HDRで撮るとノイズが少なく,トーンが滑らかに出ます.黒つぶれや白とびがかなり起きにくい.
K-7+31mmの手持ちノーマルモード.
これは21mmのHDR撮影.
ニコンのフルサイズと超広角ズーム
全体を写すような広角の写真は,レンズがないので借りた機材で撮りました.友達から借りてきたNikon D800にレンタルで借りたAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを付けて一日でまとめて撮りました.
D800は初めて使いましたが,さすがフルサイズっていう感じの普通に良いボディでした.APS-Cサイズのセンサーを持つK-7に比べて,D800はダイナミックレンジも広いしノイズも少ないのでHDRの必要がありません.値段も世代も違うので,あたりまえですが.
14-24の広角ズームもとても高性能でした.ただ14mmって,どんなに引きが取れなくてもだいたい端から端までなんでも入っちゃうので調子に乗って使っちゃうのですが,非現実的な広さで写ってしまったりしてあとで没になったりします.
あと広角になるほど水平をだすのもかなり難しくなりますね.水平垂直だけならPicasaで回転すればいいけれども,アオリがついてしまうとPhotoshopなどを使わなければ修正できないです.それが面倒でむしろボツにしてしまうため,そうならないように撮影の段階で可能なかぎりまっすぐ撮るようにしています.
D800+14-24mmの14mmワイド端での撮影.非現実的な奥行き感が出てしまう.
iPhone5S
ときどき出てくる正方形の写真はすべてiPhone5Sで撮影したものです.メモ代わりにインスタグラムにあげたものを再利用しています.インスタグラムは簡単にアオリ補正も出来るので,なにげに超高機能です.
iPhone内臓カメラの写りはバカに出来ません.マジで,ぜんぜんバカにできない.
ポストプロダクト的なこと
めんどくさいのでRAW撮影はしませんでした.撮ったあとはJPGをGoogleのPicasaで読み込んで,自動コントラストと自動色調整のボタンをおして終わりです.黒のしまりが足りないと思ったときはシャドウ調節もすることもありますが,基本的には撮影の段階で露出をあわせれば不要なことが多いです.
総括
建築写真は初めてでしたが,実際に撮ってみるとけっこう独特のコツがいると思いました.
レンズは20mmくらいの短焦点一本あれば,実はひとまずことたりると思いました.あとはディテール用に50mmとかがあればもう十分かもしれません.欲を言えば35mmくらいのナチュラルなパースで撮りたいですが,日本の住宅では「引き」が取れないので意外と使いにくいかもしれませんね.
もちろんそこそこ良い三脚は必須です.ミラーアップやリモコンレリーズなんかもあると,絞ったときのぶれ防止にいいかもしれません.画像ソフトはPhotoshopがあるとなんでも出来ますが時間食いますし,プロじゃないんでPicasaでも別にいいんじゃないかと思いました.
結論的に最後にひとこと言うと,そこそこの広角レンズを付けてあとは気合で水平と垂直を出すってことですかね.
コンセントとオーディオの話
オーディオ専用配線
我が家のコンセントは基本的に神保の白いやつなのだが,スタジオには一つだけ特別なコンセントがある.このコンセントは,実はアースを他のコンセントとは別で単独にとってある.配線も配電盤から分岐なしの一本の専用配線で引き回してある.コンセント本体はオヤイデの無メッキタイプ*1.カバーは神保の四つ口タイプ.いずれも施主支給.秋葉原のオヤイデに行って自分で買ってきたもの.
スタジオのオーディオ用電源
オーディオの沼ティック・ワールド*2
オーディオというのはただの紐みたいなケーブルが何十万もしたりするのが普通の世界だ.オーディオファイルたちを,その財布ごと引きずり込むことから,一般的に「沼」と呼ばれているジャンルの趣味の一つだ*3.
住宅に関連することで言っても,いろいろある.火力発電よりも水力発電の音が好きだから引っ越す,というのはよくある冗談に過ぎないが,実際オーディオ専用の別棟を建てたりする人は少なくないし,専用の地下室を作るとか,200Vで専用の電源をひいておいてそこから完全にクリーンな100Vを作るとか,まあいろいろある.ようするにキリがない.
予算
オーディオへのこだわりは,自分も無いとは言わない.けれども,優先事項はバランス,ほどほどだ.家作りと似ているところもあって,予算をかければかけるほど良くなっていくような気がするものだ.ただ,そんな中でいかに相応の予算だけでよいものを作るかが頭の使いどころだ,たぶん.
話を戻す.実際にスタジオにオーディオ専用電源を追加するに当たって予算はほとんどかかってない.配線引き回しは想定内だったのか増額に関しては特に何も言われなかった.アースも本体自体はそんなに高いものじゃない*4.そして,コンセントもひとつ五千円くらいだ.秋葉原のオヤイデ*5に行って買ってきた.
トータルで一万円ちょっとくらいだろうか.一本何万円もする「ひも」や,一枚何十万もする「板」などにくらべれば,まあいいんじゃない別にと思える値段だ.
ピュアオーディオ的にはかなり微妙なセッティングだけどまあこれはこれで